真空炉で金属を加熱、冷却することによって、硬度や靭性、耐食性を向上するのが熱処理です。
八田工業は熱処理のプロとして多種多様な熱処理サービスをラインナップしており、それぞれのサービスに必要な設備、技術、ノウハウも完備しております。
熱処理加工でもっとも大切なのは火加減です。
料理でも火加減一つで味や出来栄えに大きな差が出るように、
熱処理加工でも火加減一つで製品の質に大きな差が出てしまいます。
八田工業では、熱処理というとてもデリケートな「火」を扱う業務を通じて、「プロの火加減」を追求しております。お客様のご期待通りの製品を、約束通りの期日にお届けするという“当たり前”を支えているのも、プロの火加減なのです。
多種多様なお客様のニーズに、丁寧できめ細かいプロの仕事を全うすることで、八田工業の考える熱処理サービスを追求してまいります。
- 材料
- 形状
- 要望(硬さを指定・色・外観)
お預かりした時点で最適な熱処理方法と完成予想時刻を決定します。
- 笑顔で「いらっしゃいませ!」
- 全ての商品に「現品票」を添付。
お預かり担当:営業部の仲田勝巳です。
お客様の指示を正確に現場に伝えることを責任をもって行っています。
作業者が商品を確認して、最適な洗浄方法を決定します。
三次元の複雑形状でも汚れがしっかりとれるように工夫しています。
- 真空熱処理は、洗浄が「命」。
- 蓄積された経験と実績で最適な洗浄方法を確認。
洗浄担当:製造部の上隆裕です。
汚れの落ちやすいセット方法と洗浄後の状態に細心の注意を払っています。
最適な熱処理を行うための準備を行います。
- 均等に加熱、冷却されるようにセット。
- 変形がなく、硬さも安定。
セット担当:製造部の橋本了一です。
炉内の状態をイメージして最適にセットしてみせます!
様々な熱処理条件を決定します。
- 温度
- 時間
- 炉内の雰囲気
- 真空炉へのすばやい送入がポイント。
- 真空熱処理を知り尽くした最適な加工方法がここに。
焼入れ担当:製造部の徳山信吉です。
炉ごとの特性を把握してTPOに合わせた熱処理方案を考えています。
温度・時間・炉内の雰囲気制御を正確に行うための徹底した管理体制。
- 加工中の点検
- 日常点検
- 定期点検
- 設備異常なし!この管理能力の高さが強みです。
- 一番大切な監視、測定。
温度、時間、炉内雰囲気を記録。
洗浄担当:製造部の徳山信吉です。
日常点検ではヒートバランスを注意しています。特に梅雨時の機械管理には気をつかいます。
お客様が要求した硬さや寸法・組織にします。
- 原則として焼入れ直後30分以内に行います。
- 醍醐味!「仏つくって魂入れず」では困るのです。
焼き戻し担当:製造部の梅田浩二です。
お客様の要求に添えるように予想する品質と仕上がり時間を完璧にコントロールしています。
お客様から要求された硬さや組織を評価し検査証を発行します。
- 焼入れ組織を顕微鏡で確認。
- バーコード管理で検査証を発行。
完成品検査担当:技術部の森川経夫です。
お客様の要求された仕様になっていない商品は絶対に出荷しません!
運送中に商品が傷つかないように安全かつ美しい梱包を行います。
- 絶対にお待たせしません。
- 安心第一。お客様の笑顔のために!
お届け担当:営業部の仲田勝巳です。
お約束の時間通りに必ずお届けします。
お客様がご依頼を検討する際に、最も気になるのはこれらの点ではないでしょうか。さらに具体的な商談になると、「それはいくらなのか?」という点も加わるでしょう。
そこで八田工業では、熱処理サービス表を毎月作成・更新することで、お客様に分かりやすくお伝えしております。「ダイス鋼関係は毎日お預かり可能で、17時45分までにお受けすれば翌朝8時に仕上がり」ということは従来、お電話によるお問い合わせでしかお答えできませんでした。
しかし、現在ではそれぞれのサービスメニューに対するお預かりの曜日とお渡しの曜日を詳細に一覧表示しており、お客様がそれを見るだけで「何ができるのか?」だけでなく「いつできるのか?」という疑問も解消していただけるようになっております。
このように八田工業では、現場で感じたお客様のニーズをどんどん形にしていくことで、お客様満足度を高めてまいります。
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